





学びとは、知識をただ蓄えることではない。
思考を言語化し、誰かに伝え、
ときに自分自身へ問い返す。
そのプロセスのなかで知恵が芽生え、
学びがチカラへと変わる瞬間が訪れる。
社会、世界、そして未来へと続く学びの道は、
コトバによって拓かれていく。
勇気を持って挑戦する、その気持ちを大切に。
自ら問い、語り合い、
議論を重ねることで、強い志が育まれ、
"成りたい自分"へと向かう、
その一歩がここから始まる。
コトバで拓け、キミの世界。
呂布カルマ × 拓大生
特別対談
“成りたい自分”に近づくために。
コトバにすることで、思考の扉は拓かれる。
呂布カルマさんと共に、
学びの本質に向き合いました。
呂布カルマ さん
名古屋を拠点に活動するヒップホップMC。幼少期から絵やものづくりに親しみ、芸術系大学で美術を学ぶ。卒業後は漫画家を目指しつつ会社員として働く中で、言葉を使った表現に強く惹かれ、ラップの世界へ進む。鋭い視点とユーモアを併せ持つ独自の言語感覚が評価され、ラップバトルでも高い実績を残し、これまでに5枚のアルバムをリリースしている。 “言葉とまっすぐ向き合ってきた”経験をもとに、今回の対談では拓大生とともに、学びや思考について語り合った。
SCROLL DOWN
時間は有限。だからこそ、
好きなことをしてほしい。
商学部 国際ビジネス学科4年
小沼駿之介 さん
(茨城県・常総学院高等学校出身)
悩みを言語化する。それが、
自分を変える大きな一歩になる。
商学部 経営学科2年
大場杏梨 さん
(埼玉県立鳩ケ谷高等学校出身)
自分の「好き」を見つけて、
全力でチャレンジしてほしい。
政経学部 法律政治学科3年
渡辺優太 さん
(茨城県・東洋大学附属牛久高等学校出身)
将来の選択肢は1つじゃない。いくつ
も試しながら見つけることが大切。
工学部 情報工学科1年
齋藤壮汰 さん
(福島県立相馬高等学校出身)

SPECIAL TALK 01
時間は有限。だからこそ、
好きなことをしてほしい。
SPECIAL TALK 01
時間は有限。だからこそ、
好きなことをしてほしい。
商学部 国際ビジネス学科4年
小沼駿之介 さん
(茨城県・常総学院高等学校出身)
大学生活の一番の思い出は「ライフセービング部に所属し、かけがえのない人間関係が築けた」こと。自身のやりたいことに精力的に取り組み、プライベートでは何度も海外旅行を経験。
「ありがとう」「大丈夫だよ」を大切に
呂布さん
今日はよろしくね。まず、小沼さんがどんな大学生活を送ってきたのか教えてください。
小沼さん
よろしくお願いします!商学部国際ビジネス学科に在籍し、主に貿易について学んでいました。ですが、貿易の授業よりも印象に残っているのはゼミです。アメリカの文化について学ぶゼミだったんですが、グループ活動を重ねる中で友だちもできましたし、先生からの勧めで積極的に海外に行くようにもなりました。
呂布さん
貿易よりも海外そのものに興味を持ったんだね。海外留学も経験したの?
小沼さん
留学経験はないんですけど、海外旅行には何度も行っています。韓国、台湾、オーストラリア、フランス、イギリス、ポルトガル、イタリア、スペイン……。4年間で本当にいろんなところを訪れることができました。
呂布さん
めちゃくちゃ活動的だね!そんな小沼くんが、この大学生活や今までの人生で大切にしてきたのはどんなコトバ?
小沼さん
「ありがとう」と「大丈夫だよ」です。自分が言われてシンプルに嬉しいコトバですし、所属しているライフセービング部での活動時も後輩たちに対して積極的に使っています。
呂布さん
そんな部活があるんだ!どんな活動をするの?
小沼さん
千葉県の御宿海岸をホームビーチとして、御宿町と提携しながら活動しています。夏休み期間中は約40日間泊まり込みで、海水浴場の監視活動を行っています。
呂布さん
それはすごい。実際に溺れている人を助けた経験は?
小沼さん
沖のほうまで流されてしまったご家族を救助したことがあります。かなりパニックになっていたので簡単な救助活動ではありませんでしたが、自分の力で人の命を救えたことはとても誇りに思っています。
呂布さん
大変そうだけど、やりがいのある部活だね。夏以外の季節も活動しているの?
小沼さん
そうですね。海開きしていないシーズンでも人命救助の練習はありますし、ライフセービングの海の大会やプールの大会などもあるので、年中活動しています。
呂布さん
ハードだし人命がかかっている活動だからこそ「ありがとう」「大丈夫だよ」みたいなコトバは効果的かもしれない。国民性なのか日本人は何かしてもらったときに「すみません」と謝ってしまう人が多いけど、「ありがとう」って言われたほうがお互い嬉しい気持ちになるよね。
小沼さん
そう思います。その実感があったから、僕も「日常的に使っていこう」と意識するようになりました。
残された時間を、好きなように生きる
呂布さん
「ありがとう」「大丈夫だよ」以外に大切にしているコトバは何かある?
小沼さん
サッカー選手の本田圭佑さんが言っていた「人は絶対に死ぬから、何も気にせず好きなことをやったほうがいい」というコトバを常に心に留めています。理由としては、実は高校時代に癌を患ってしまって。一度は治療できたんですが大学1年生のときに再発して、もうあまり先が長くないことがわかって……。だからこそ本田さんのコトバが響きましたし、「残された短い時間の中で好きなことをやっていこう」と前向きなマインドになれたんです。
呂布さん
そうか……。だけど、すでに終わりを覚悟している中で、それでも拓殖大学に通い続けようと思ったのはどうして?それこそ「大学を辞めて好きなことをする」という生き方もあったかもしれない。
小沼さん
拓殖大学で、友だちに会って、部活動に参加する。そんな何気ない日常生活こそ、自分にとって一番幸せな時間だと思ったんです。だから病気が再発した後も今まで通りキャンパスで友だちと会って話したり、部活動をしたり、海外旅行に出かけたりと、自分にとっての当たり前を大切にしました。部活は1年ほど休んでしまいましたが、仲間たちがいたから戻りたいという気持ちにもなり、復帰をしました。「好きなことをやろう」と決めた結果、充実した4年間を過ごすことができたと感じています。
呂布さん
学校生活そのものが楽しかったからこそ、今まで通りの生活を選んだんだね。この先の残された時間、小沼くんはどう過ごしていきたいと考えてる?
小沼さん
それを呂布さんにぜひ聞いてみたくて。自分と違う世界を見てきた呂布さんから、残された時間の過ごし方についてアドバイスしていただけたら嬉しいです。
呂布さん
そうだね……。「何かを残す」ってことがいいのかな、と思います。僕はアーティストだからもし自分が死んだとしても作品が残るし、一方では家族や子どもを残したいって言う人もいる。だから、文章でも動画でもいいから、小沼くんが生きた証をご家族や友だちに残してあげたらどうだろう。
小沼さん
今のお話を聞いて、手紙を残したいと思いました。
呂布さん
その若さで終わりを受け入れる。その感覚ってなかなかないものだから、個人に宛てた手紙ももちろんだけど、今の自分の想いを形に残すのもいいかもしれない。それはきっと、多くの人の記憶に残るものになるはずだから。
小沼さん
呂布さんの今のコトバ、すごく支えになります。ありがとうございます。
小沼さん
挑戦してみます。あと、呂布さんにもお子さんがいらっしゃると思うんですが、もし僕と同じ状況になっていたとしたら、親としてどういうことをしたいと思いますか?
呂布さん
もちろんとても辛いし、「ごめんね」っていう気持ちになると思う。だけど子どももきっと「ごめんね」と思っている。だからもう「ごめんね」は言いっこなしで、それこそ「ありがとう」とお互いに感謝を伝え合う時間をつくりたいかな。小沼くんも親に申し訳ないと思う気持ちはあると思うけど、それよりも残された時間を感謝と共に過ごすことが大切な気がします。
小沼さん
呂布さんの今のコトバ、すごく支えになります。ありがとうございます。
自ら動くこと、目標を持つことで、大学生活は面白くなる
呂布さん
高校のときから病気と向き合ってきたという話だけど、どうして拓殖大学に入りたいと思ったの?
小沼さん
まず、「病気でもみんなと同じように生活したい」という気持ちが強かったですね。ただ、やむを得ず休学していた時期もあったので、当時の学力で目指せるところ、実家からでも通えるところという条件で決めました。また、この近くに祖母の家があって、馴染みのあるエリアだったという点も大きかったです。
呂布さん
病気を経験した中でも、ちゃんと受験をして、こうして大学に通っているのはすごいと思う。実際に拓殖大学に通ってみて、気づきや発見、自分の中での変化はあった?
小沼さん
「学生生活は自分から動かないと何も楽しくない」ということです。僕の場合は部活に入ったことで自信がつきましたし、楽しい仲間たちと出会えたので、人とは違う濃密な4年間を送ることができました。
呂布さん
大学って、サボろうと思えばいくらでもサボれちゃうからね。
小沼さん
そうですね。ただ、当たり前の日常がいきなりなくなる可能性は誰にでもあると思います。それこそ、自分だけではなくて自分の大切な人にも起こりうるかもしれません。だからこそ、時間は大切に使ってほしいという気持ちはあります。
呂布さん
そういう意識を持てると、普段の生活もまったく違うものになりそうだよね。最後に、これから進路を決める高校生に向けて、何かアドバイスはありますか?
小沼さん
「これがしたい!」という明確な目標を見つけてから大学を選んだほうがいいと思います。「留学がしたい」でも「この部活に入りたい」でもなんでもいいので、その大学だからできることを探してみてください。目標がないと、退屈な大学生活になってしまうと思うので。
呂布さん
「何もないからこそ大学4年間でやりたいことを見つける」という考え方もあるけど、目的が明確にある人のほうが強いよね。
小沼さん
そう思います。ただ、僕も拓殖大学に入ってからやりたいことが見つかりましたし、留学生との交流機会や最先端の設備があるなど、環境は恵まれていると感じています。やりたいことがある人は迷わずその道に進んでほしいですが、まだ見つかってない人にとっても拓殖大学での4年間はすごく価値があると思っています。もしこの先大変なことがあったとしても、楽しい思い出があるとがんばれるはず。後悔しないような進路選択と大学生活をしてもらえたら嬉しいです。
限られた時間の中で「何をするか」より、「どんな気持ちで生きるか」のほうが大事。
『ごめんね』『ありがとう』って言えるなら、それだけでちゃんと人の人生に残ってる。
コトバで拓け、
キミの世界。
呂布カルマ × 拓大生
特別対談
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商学部 経営学科2年
大場杏梨 さん
政経学部 法律政治学科3年
渡辺優太 さん
工学部 情報工学科1年
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SPECIAL TALK 02
悩みを言語化する。それが、
自分を変える大きな一歩になる。
SPECIAL TALK 02
悩みを言語化する。それが、
自分を変える大きな一歩になる。
商学部 経営学科2年
大場杏梨 さん
(埼玉県立鳩ケ谷高等学校出身)
悩みを抱えやすい性格と向き合いながら、自分自身を変えるために努力を重ねている。将来の目標は、経営学科での学びを活かして自分の会社を持つこと。
自分の悩みを誰かにわかってもらいたい
呂布さん
大場さんはどうして僕と対談したいと思ったんですか?
大場さん
私、1人で悩みを抱えてしまう性格で……。だから、ラッパーとしていろんなことを言語化してきた呂布さんに、私の悩みを引き出してもらいたいと思ったんです。
呂布さん
そうだったんだね。じゃあさっそくだけど、今はどんなことに悩んでいるのか教えてもらってもいいかな。
大場さん
いくつかありますが、1つは人間関係です。人と関わること自体は好きですし、人前では明るく振る舞っているんですけど、「相手はどう思っているのだろう?」とつい気にしすぎてしまって、1人でいる時間にすごく思い悩んでしまいます。それがストレスになっていますし、「こんな自分のことを誰かにわかってもらいたい」という気持ちもあります。
呂布さん
考えすぎちゃう癖があるんだ。それを直すのはきっと簡単ではないけど、「気にしすぎても仕方がない」と割り切ることも大切かもしれない。相手のためを思ってやったことが裏目に出ることってよくあるし、その気持ちの答え合わせって難しいから。それに大学や社会にはいろんな人がいて、その全員の気持ちを理解するなんて現実的じゃない。そう考えると、少しは気が楽になるんじゃないかな。
大場さん
そうなんです。まさに高校のときよりも関わる人が多くなって、そのぶん悩みも増えちゃっていました。
呂布さん
相手のことを理解しようとする姿勢は素晴らしいと思う。僕は逆に「相手の気持ちを考えなさすぎ」って言われちゃうから(笑)。そんな大場さんに1つ裏ワザを教えると、先に「自分はこういう人です」って開示してしまうのがオススメだよ。一人ひとりの心のうちを探るのって大変だけど、まず自分から発信することで、相手は大場さんの人柄を理解することができる。そこからだと、今よりもお互いの気持ちを理解しやすくなると思わない?
大場さん
自分から打ち明ける……。なるほど、確かにすごく効果的な気がしました。一度試してみたいと思います。
「好きなこと」から
「やりたいこと」を見つけ出す
呂布さん
いくつか悩みがあるって言っていたけど、他にはどんな悩みがあるの?
大場さん
自分と人と比較してしまう癖があって……。私には弟が2人いて、両方ともフリースタイルのスケートボードのプロとして活躍しているんです。そんな弟たちと自分を比較して、コンプレックスを抱いてしまっています。
呂布さん
そうなんだね。だけど若いときから活躍できる人ってすごく特殊だし、大場さんだってまだ大学2年生。これから社会で活躍するために勉強しているわけだから、今の立場や結果で比較する必要はないんじゃないかな。
大場さん
頭ではわかっているんですけど……。それに弟以外でも、仲のいい友だちが将来の目標に向かってがんばっている中で、私だけ何をしたいのかが見つかっていなくて、それが不安です。
呂布さん
「何も見つかっていない」と言うけど、拓殖大学はどういった目的で選んだの?
大場さん
弟たちが出場した大会に海外の人がたくさん来ていて、いろんな国の人たちと交流できる環境に魅力を感じたのが理由です。経営学科は、これまでに経営者と接する機会が多くて経営に興味を持ったことと、将来の可能性が広がると思って選びました。
呂布さん
ちゃんと明確な理由があるじゃない。そこから将来の方向性は見えてくるような気がするけど。
大場さん
経営に興味があるとはいうものの、実際に何を経営したいのか、どうなりたいのか、それがわからなくなっています。
呂布さん
だけどいきなり経営者になれる人って滅多にいないから。まずは何か興味のあることを仕事にして、それから独立して経営者になるのが王道だと思うよ。何か興味を持っていることはある?
大場さん
アニメ鑑賞や読書が趣味で、ファッションにも興味があります。ただ、楽しいとは思うんですけど、それを仕事につなげるイメージが湧いていないんです。
呂布さん
興味のある分野をどんどん深掘りしていけば、自分にできそうなことはきっと見えてくるよ。それに最初から興味のあることと仕事を結びつける必要もない。僕も最初は漫画家を目指していて、その最中にヒップホップに興味を持って、ラッパーの道に進んだから。だからまずは勉強に励んだり遊んだりしながら、興味を持てそうなものを探してみるのがいいんじゃないかな。
大場さん
ありがとうございます。まずは何に興味を持てるのか、自分と向き合うところから始めてみます。
悩む時間を、自分を変えるための時間に
呂布さん
人と比較したり、目標が見つからなかったりといろんな悩みを聴かせてもらったけど、大場さんはきっとそんな自分を変えたいという気持ちで過ごしてきたと思う。拓殖大学に入ってから、自分の中で何か変化したことはある?
大場さん
はい。今まで自己分析をやったことがなかったので、自分自身の「マインドマップ」をつくってみました。また、先生からの薦めで読書もするようになったんですが、ある自己啓発系の書籍に書かれていた「余白をつくれ」というコトバが私を少し変えてくれました。これまでは予定を詰め込みがちで、予定がないと不安になるタイプだったんです。でも意識的に何もしない「余白」をつくることで、心に少し余裕が生まれてきましたし、趣味も増えてきました。
呂布さん
それはすごくいい変化だね。自己分析をしてみて、自分のいいところは見つかった?
大場さん
どうなんでしょう…。自分のことになると、どうしてもネガティブに考えてしまうので。
呂布さん
客観的な意見だけど、大場さんはすごく思いやりがあるし、謙虚な人だと感じたかな。大場さんの自信のなさは、裏を返すと勘違いせずに自分を客観視できるってことだと思う。だからまずは、今の自分に足りないところをどう補っていくかを考えながら、理想の自分について考えるといいかもしれない。「こんな自分になりたい」というイメージはある?
大場さん
自己肯定感が低すぎるので、もっと自分を大切にできるようになりたいです。
呂布さん
そんな想いや今抱えている悩みは、頭の中だけで考えるんじゃなくて、一度書き出してみると気持ちがすっきりするよ。僕はラッパーだから歌詞を書くんだけど、それを見ると「自分はこんなことを考えていたんだ」って気づくことがある。それに頭の中だけで考えているとすごく難しく感じることも、実際に書き出して見ると「意外と簡単に解決できるかも」と思えることもあるからね。
大場さん
ありがとうございます。たしかに今までは頭の中でばかり考えていました。書き出すことでまずは頭をすっきりさせたいと思います。
呂布さん
そして大切なのは、悩みを悩みのままで放置しないことだよ。「どうしようかな」と立ち止まるんじゃなくて、「どう解決するか」を考えて動く。そうすると悩んでいた時間が自分を前進させる時間に変わるし、それで悩みを解決できたら「自分だってできるんだ」と自己肯定感も高まるはずだから。
大場さん
呂布さんとお話しすることができて、自分の中で解決策が見えてきたような気がします。今日は本当にありがとうございました。
呂布さん
そう言ってもらえたならよかったよ。最後に、大学を目指すためにがんばっている人たちに向けて伝えたいことはありますか?
大場さん
自分ができなくて辛い経験をしてきたからこそ、悩みを抱えているならすぐに周りの人に相談してほしいと思います。そのうえで、自分の進みたい道を信じて進んでほしいです。私もこれからは悩みを抱え込みすぎずに、悩みを解決するために動いていきたいと思っています。そして自分が興味を持てることを探しながら、将来やりたいことについて考えていきたいです。
悩むってことは、ちゃんと考えてる証拠。
頭の中で抱え込むと、出口が見えにくくなるけれど、
言葉にした瞬間から
「悩み」は前に進む材料に変わっていく。
コトバで拓け、
キミの世界。
呂布カルマ × 拓大生
特別対談
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商学部 国際ビジネス学科4年
小沼駿之介 さん
政経学部 法律政治学科3年
渡辺優太 さん
工学部 情報工学科1年
齋藤壮汰 さん

SPECIAL TALK 03
自分の「好き」を見つけて、
全力でチャレンジしてほしい。
SPECIAL TALK 03
自分の「好き」を見つけて、
全力でチャレンジしてほしい。
政経学部 法律政治学科3年
渡辺優太 さん
(茨城県・東洋大学附属牛久高等学校出身)
高校時代までは野球一筋。現在は資格取得の勉強や就職活動、アルバイトやジム通いなど精力的に活動中。将来の夢は「お金持ちになること」。
「努力」と「運」に彩られた
大学生活
呂布さん
さっそくだけど、渡辺さんが大学生活の中で特に大切にしてきたコトバを教えてください。
渡辺さん
2つあって、「努力」と「運」です。
呂布さん
どうしてその2つを大切にしてきたの?
渡辺さん
まず「努力」ですが、私は小学校から高校まで、野球一筋の生活を送っていました。中学時代は6つの高校から特待生としてオファーが来ましたし、進学した高校でも甲子園も目指すくらい真剣に取り組んできました。本当は大学でも続ける予定だったんですけど、怪我やコロナの影響で肉体的にも精神的にもキツイ時期が続いてしまい、結局辞めてしまったんです。
呂布さん
それは大変な時期だったね。
渡辺さん
そんな自分が大学で何をしようかと考えたときに、「まずは勉強にしっかり取り組んで資格を取ろう」という結論に至りました。野球と資格取得のための勉強はまったく異なりますが、どの分野でも芽を出すためには「努力」が不可欠なんだと改めて実感したんです。
呂布さん
挑戦するステージが変わっても、努力を大切にしてきたのは素晴らしいね。もう1つの「運」というコトバを大切にするようになったきっかけは?
渡辺さん
野球から離れて時間ができたことで、今まで出会えなかった人との関わりが増えたんです。たとえばアルバイト先では先輩たちと仲良くなれましたし、それ以外にもさまざまなコミュニティに参加できるようになりました。その中で助けてもらったこともたくさんあるので、「人との運に恵まれているな」と感じています。
呂布さん
たしかに野球一筋の生活を送っていると、野球の関係者以外とはあまり出会いがなさそうだ。
渡辺さん
そうなんです。それに、思い返すと野球部時代は「運が悪いな」と思うことが多かったですね。高校の練習の方針が自分のやりたいプレーと合わなかったり、怪我やコロナが重なったり……。
呂布さん
その結果として野球を辞めるという選択をしたと思うんだけど、後悔や未練はなかったの?
渡辺さん
実は自分でも意外なほどなかったんです。もともと父の影響で野球を始めたものの、思い返すとそこまで野球が好きではなかったのではないかなと。我慢して朝から夜までずっと野球に取り組んでいたので、むしろ「やっと解放された」という気持ちのほうが強かったですね。
呂布さん
実力社会で、しかも好きじゃないこと。その環境の中で努力し続けるってすごく大変だったはずだけど、野球を通じて得た経験は渡辺さんの財産だと思う。それに、チーム一丸で目標に向かって活動してきたことも、これからの人生で絶対に活きてくるよ。僕はスポーツをまったくやってこなかったから、みんなで何かを成し遂げた成功体験もないし、今も1人でやれる範囲のことしかできない。だから、誰かに頼る、チームで行動するというのは、渡辺さんの武器として大切にしてほしいね。
渡辺さん
ありがとうございます。野球をしてきた経験は、これからも活かしていきたいです。
安定も挑戦も大切にしたい
呂布さん
拓殖大学に通い始めて3年近く経つわけだけど、この大学に入ってよかったと思うことや魅力に感じているところはある?
渡辺さん
そうですね、「いい人が多い大学だな」という印象です。今は就職活動中なんですけど、先生や学生生活科の方たちが親身にアドバイスをしてくれるので、すごく助かっています。
呂布さん
それは心強いね。ちなみに、どんな業界に就職したいと考えているの?
渡辺さん
今は金融系に絞り込んでいて、その中でも銀行を志望しています。個人的に「かっこいい」というイメージを持っていたのと、将来キャリアチェンジを考える際にいろんな選択肢が広がる業種だと思ったからです。
呂布さん
じゃあ銀行で働くことがゴールじゃなくて、その先に「何か別のことがしたい」っていう気持ちもあるんだ。
渡辺さん
はい。当面の最大の目標は「お金持ちになること」なんです。自分の同級生の何人かがプロ野球選手になったんですけど、それがやっぱり悔しくて。だから、自分は野球とは別の分野で活躍して、彼ら以上にお金を稼いで見返したいという気持ちがあります。
呂布さん
仕事を選ぶうえではやりがいも重要だけど、「お金を稼ぐ」っていうモチベーションはシンプルだし、めちゃくちゃ強いね。極端な話、銀行系じゃなくても儲かりそうな仕事であれば全力で取り組めるってことだから。
渡辺さん
だけどお金持ちになるための道筋はまだ見えていないので、まずは社会に出て、しっかり働いてお金を稼ぐことを考えています。
呂布さん
すごく目標が定まっているし、将来のことを見据えていて安定感があるね。
渡辺さん
ただ、安定だけを求めたいわけじゃなくて、将来的には独立して経営者になりたいという気持ちもあります。母は安定やチームワークを大切にする人なんですが、父からは「野球は究極の個人プレーだ」ってずっと言われてきて。そのコトバに今は共感できるようになってきましたし、1人で何かを成し遂げている人がすごくかっこいいと思うからです。
呂布さん
安定と挑戦。ご両親の価値観のいいところをうまく取り入れながら将来をイメージしているんだね。
渡辺さん
そうですね。
好きなことに素直に向き合う
呂布さん
渡辺さんはやりたいことや目標が定まっていて、すごく安心感がありました。逆に、不安に思っていることは何かある?
渡辺さん
そうですね。実際に社会に出たときに、失敗したりついていけなかったりしたらどうしようと不安になることはあります。
呂布さん
渡辺くんは甲子園を目指すくらいガチで野球をやってきた経験がある。だから、社会に出て仮に失敗したとしても、絶対に乗り越えられる強さを持っている人だと思うよ。
渡辺さん
ありがとうございます。あとは自主的に行動を起こすことが少なくて、誰かの後ろをついていくことが多いので、そんな自分は変えていきたいと思うことはあります。
呂布さん
そのスタンスは全然間違っていないし、無理に変える必要もないと思う。今の時代「何かをやりたい」って思ったときは、それに詳しい人をすぐに見つけることができるし、最初はその人についていくというのはとても合理的だけどね。
渡辺さん
そう言ってもらえると気が楽になります。
呂布さん
それはよかった。大学生活も残り約1年だけど、在学中にやりたいことはある?
渡辺さん
もうほとんど単位を取り終えているので、残りの1年はそれこそ自主的に行動したいと考えています。今興味があるのは、海外に行くことと、お寺で修行体験をすることです。
呂布さん
どうしてその2つに興味を持ったの?
渡辺さん
普段1人でいるとめちゃくちゃスマホを触ってしまうので、その環境から離れて、自分自身と向き合ってみたいという理由が大きいです。
呂布さん
自分と向き合うってすごくいいことだね。残りの1年でもっと強い渡辺さんになって、「お金持ちになる」という目標に突き進んでほしい。最後に、これから大学を目指す人たちにメッセージを送ってあげてください。
渡辺さん
自分の好きなことややりたいことに、全力で取り組んでもらいたいですね。私の場合、野球はずっと好きじゃなかったのに「イヤ」と言えずに続けてきました。もちろんそこから得られたものもたくさんありますが、「もっと自分の好きなことに時間を使えばよかった」と後悔することのほうが多いです。だからまずは自分が好きなことに向き合って、自分の気持ちに正直に過ごす時間を大切にしてほしいと思います。
努力できる人は、それだけでもう強い。
でも、好きなことを選ぶ勇気を持てたら、
その努力はもっと遠くまで届く。
安定も挑戦も、どっちも欲張っていい。
コトバで拓け、
キミの世界。
呂布カルマ × 拓大生
特別対談
他のコトバを見る
商学部 国際ビジネス学科4年
小沼駿之介 さん
商学部 経営学科2年
大場杏梨 さん
工学部 情報工学科1年
齋藤壮汰 さん

SPECIAL TALK 04
将来の選択肢は1つじゃない。
いくつも試しながら
見つけることが大切。
SPECIAL TALK 04
将来の選択肢は1つじゃない。
いくつも試しながら
見つけることが大切。
工学部 情報工学科1年
齋藤壮汰 さん
(福島県立相馬高等学校出身)
拓殖大学の最先端の環境に惹かれて入学を決意。入学当初の理想と現実のギャップに悩みつつも、在学中に身につけた積極性で学生生活を満喫中。
最先端の環境の中で生まれた悩み
呂布さん
齋藤さんはどうして拓殖大学に進学しようと思ったの?
齋藤さん
中学時代に受けた、ロボットを動かすプログラミングの授業がきっかけです。何度も失敗したんですが、初めてロボットが動いたときにすごく達成感を覚えて、それから「何か新しいものをつくってみたい」と思うようになりました。拓殖大学の工学部はVRやAIなど最先端の設備がとても充実していて、この環境なら新しいものが生み出せると思ったんです。
呂布さん
なるほど。まだ入学して1年も経っていないと思うけど、拓殖大学の印象はどう?
齋藤さん
大学の設備は整っていますし、今は寮で生活しているんですがとてもキレイで快適ですね。それに拓殖大学は留学生も多くて、英語の授業が活発なところも好印象です。
呂布さん
じゃあ、大学の環境にはかなり満足できているんだ。
齋藤さん
生活面はそうですね。ただ、授業のほうは想像していたのとは少し違っています。すぐに専門的な領域について学べると思っていたんですが、それは2年次以降からで、今はまだ基礎的な内容がメインになっています。
呂布さん
1年だとそうだよね。僕は芸術大学に通っていてイラストレーションの道に進みたかったんだけど、1年次は写真とか粘土とかいろんな芸術の基礎について学ぶ時間だったな。
齋藤さん
まさに今はその時期ですね。ただ、1年の後期から少し発展的なプログラミングについて学び始めていて、それが自分にとってはすごく難しい内容だったんです。でも、今は生成AIで簡単にプログラミングができてしまうので「勉強する意味があるのかな?」と考えてしまうことがあります。
呂布さん
だけど「どうしてそうなるのか」っていう理屈を知っておかないと、今度の授業の理解度も大きく変わってくるんじゃないかな。
齋藤さん
もちろん頭ではわかっているんですが、初歩的なプログラミング程度でつまづいてしまっている自分が、今後この分野で仕事をしていけるのかが不安で……。それに、同じ学部の先輩と比較しても自分よりも数段上のレベルにいますし。
呂布さん
先輩がそのレベルまで到達できるってことは、しっかり学べば齋藤さんもなれるってことだよ。
齋藤さん
そうなれるようにがんばらなきゃな、と思います。
やりたいことは1つに絞らなくていい
呂布さん
だけどAIはものすごいスピードで進化しているし、学校で習ったこともすぐに通用しなくなる分野だと思うから、学ぶ側は大変だよね。だからこそ社会に出てからも学び続ける覚悟が必要だし、好きじゃないと続けていけないかもしれない。
齋藤さん
そこもまさに悩んでいるところで。授業を受けながら、正直「あまりプログラミングが好きじゃないかも」と感じてしまっているんです。
呂布さん
そうなんだ。たしかに思い描いていた学生生活とはギャップがあるかもしれないけど、前向きに考えれば、この早い段階で「違う」と気づけたのはいいことじゃないかな。
齋藤さん
そうかもしれません。呂布さんはもともと漫画家を目指していたそうですが、漫画家からラップの道に切り替えるときはどんな想いだったんですか?
呂布さん
僕の場合は、いきなりラッパーとして活躍できるとは思っていなかったから、漫画を描きつつラップを始めてみたって感じだったね。昼間は学習塾で働きながら、それ以外の時間を音楽活動に充てていた時期もあった。そのうちラップのほうが面白くなってきたし、稼げるようにもなったから、思い切ってこっちの道へ進んだんだよ。だから、いきなり漫画を描くのを辞めてラップの道に足を踏み入れたわけじゃない。
齋藤さん
そうだったんですね。
呂布さん
やりたいことが複数あるとき、「どれか1つを選ばなきゃ」って考える人は多いけど、1つに絞り込んだからっていきなり芽が出るなんてことはなかなかない。だから個人的には、やりたいことが2つあるとしたら、その両方を同時に緩く走らせることをオススメしたいね。だから齋藤さんも、プログラミングに一途じゃなくていい。将来プログラミングの仕事に就いたとしても、それ以外にやりたいことが見つかったら、寝る時間を削ってでも挑戦したらいいと思うよ。
齋藤さん
ありがとうございます。今はプログラミング以外に取り組んでいることはありませんが、新しいことにも目を向けながら、自分が本当に「やりたい」と思えるものを見つけたいと思います。
勇気を出して行動すれば、
自分の世界は広がる
呂布さん
大学生活自体は楽しめてる?
齋藤さん
そうですね。福島から上京してきたので最初は馴染めるか不安もあったんですが、今は友だちもできたので毎日が楽しいです。
呂布さん
それはよかった。大学って地元のコミュニティと違って、自然に友だちができるような環境ではないからね。
齋藤さん
そうなんです。だから人見知りなんですけど積極的に行動しようと思って、寮の食堂で「何階に住んでるの?よかったら一緒にご飯食べない?」と声をかけることから始めました。今ではお互いの部屋を行き来したり、週末に遊びに出かけたりと、すごくいい関係が築けています。
呂布さん
1人で上京して心細い中、勇気を持って行動して素晴らしいと思う。大学生活では授業や勉強はもちろんだけど、友だちと過ごす時間もすごく大切だからね。僕は大学のときに自動車の免許を取って友だちと遠出したり、お酒を飲んで語り明かしたりしたけど、それが今でもすごくいい思い出になっている。それに友だちと話す中で気づくこともたくさんあるからね。
齋藤さん
そうなんですね。今は自動車も持っていませんし、お酒が飲める年齢でもないんですが、想像するとすごくワクワクしてきました。
呂布さん
ぜひ残りの学生生活もエンジョイして、いろんな経験をしてほしいね。今後チャレンジしてみたいことは何かある?
齋藤さん
今までの話にも通じるんですが、新しい自分に出会いたいという気持ちがあります。そのために、一度海外に行って異文化に触れてみたいです。
呂布さん
それはとてもいい経験になると思う。どの国へ行ってみたいの?
齋藤さん
インドに行ってみたいです。日本とまったく異なる文化や社会のシステムに触れてみたいですし、旅行した人が一様に「価値観が変わった」と言っているので、自分の中の価値観がどう変わるのかがすごく興味があります。
呂布さん
僕はガイド付きの安全な体制でインドに行ったことがあるんだけど、それでもすごく過酷な環境だと感じたね。カースト制度や貧富の実態なんかは、ネットで情報を見ているだけだと絶対に理解できなかったと思う。
齋藤さん
そうなんですね。今の話を聞いて、ぜひ自分の目で確かめてみたいと思いました。
呂布さん
大変だけど、すごく貴重な経験になると思う。今日はいろいろ話をさせてもらったけど、齋藤さんの中で何か得られたものはありましたか?
齋藤さん
夢や将来の目標は1つに絞り込む必要はなくて、むしろ同時並行しながら進めるほうがいいということに気づけたのが一番の発見でした。呂布さんとお話しができて、本当によかったです。
呂布さん
そう言ってもらえると嬉しいね。それじゃあ最後に、これから大学を目指す人たちにメッセージを送ってあげてください。
齋藤さん
すでに夢や目標がある人は、今日からでもそれに向かって助走をつけてほしいです。たとえばプログラミングを学びたいという人は、今から1つでも専門用語を覚えておくだけで、理解のスピードが全然変わってきます。私の場合はプログラミングに興味があったものの、学びの内容や過程をまったく想像できていなかったので苦戦してしまいました。まだ明確な目標がないという人は極端に選択肢を絞らずに、いろんな可能性を探求できる学部を選ぶといいと思います。そして呂布さんからのコトバにあったように、その中でやりたいことをいくつか見つけて並走させることで、きっと道が拓けると信じています。
最初に選んだ道に、ずっとしがみつかなくていい。
試しながら、並べながら、
面白くなったほうを自分で選び直せるのが、
大学生活のいいところだと思う。
コトバで拓け、
キミの世界。
呂布カルマ × 拓大生
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